アーテイスト紹介
Maria Fatjó Parés (Barcelona, 1976)
バルセロナのラモン・リュイ大学 (Universitat Ramon Llull) コミュニケーション科学学科を卒業、専攻は広告宣伝・広報。独学で絵画を学び、画家として活動しています。どのナイーブアートの画家同様、自分の作品を制作する際、独自の経験から学んでいます。取り入れている画法は油絵で、キャンバスを使用。
絵を始めた主なきっかけであり、参考となったのは画家のペレ・トルネ=エスキウス(Pere Torne-Esquius)(1879年バルセロナ, Barcelona ‐1936年フラヴァクール, Flavancourt)、具体的には子供部屋を飾っていた11点の作品で、これは2006年末から2007年初めにかけて画廊「サラ・パレス」(Galeria Sala Parés – バルセロナ)に展示されていました。
トルネ=エスキウスの絵画は、子供と大人、いずれの観客も対象として描かれていて、子供も大人もつい足を止めて眺め、楽しむことができる絵であるため、特別な関心を抱きました。
それ以来、こんな意図で今日まで独自のスタイルに取り組んできました―絵に子供の観客を取り込む、そしてこのアートが大人だけの独占的なものとならないようにする。つまり、皆のための絵となるように、と。